蜂(スズメバチ)に遭遇した時の対処法|蜂のコラム

蜂に遭遇した時の対処法 蜂に遭遇した時の対処法

スズメバチの威嚇と回避する為の対処方法

スズメバチの威嚇と回避方法

運悪くスズメバチに遭遇してしまったり、意図せず巣に近づき蜂を怒らせてしまった。そういう場面に直面したら、どう対処したらいいのでしょうか。
パニックになって起こしてしまう行動はとても命取りです。正しい対処法の知識を身に付けることで、蜂を無傷で回避できる確率はグッとあげることができます。
この記事ではスズメバチの威嚇行動から、攻撃を回避し安全にその場から離れる方法を紹介していきます。ピクニックなどハチに出くわしやすい場所へ行く予定のある方はぜひ参考にしてみてください。

威嚇行動を知る

スズメバチは気性が荒く攻撃的ではありますが、むやみやたらに襲い掛かっているわけではありません。また、すぐには攻撃してこず、これ以上近寄るなという威嚇行動をとることがわかっています。この威嚇行動を知ることにより、目の前にいるハチが単独行動でたまたまそこにいるだけなのか、巣が近くにあると警告しているのかを判断することができます。

スズメバチは相手を敵と認識すると、まずこちらに気付かせるように周囲を飛び回り、それでも敵がいなくならないと、羽を振動させたりアゴをカチカチと鳴らすなどの音による威嚇行動をとります。
威嚇しながら同じ場所で羽ばたいているときは、すでにあなたにねらいを定めている可能性がありますので、こうなる前の段階で威嚇されていることを自覚し、刺激しないようゆっくりと元来た道に引き返すことが必要です。

威嚇行動を知る 威嚇行動を知る

安全な回避方法と処置

スズメバチに遭遇、威嚇をされている状況に直面しても、まずは慌てないことが重要です。パニックになって大きな声を出したり、走って逃げるなどの行為はかえってスズメバチに刺激を与えてしまいます。

スズメバチには動く物を追う習性がありますが、左右の動きには敏感で前後の動きには鈍いところがあるため、なるべく刺激を与えないよう意識して、ゆっくり後ずさりしながら距離をとりましょう。
間違っても手で追い払うなど攻撃的な行動はとらないでください。またスズメバチが死んでいるように見えても、絶対に手で触れてはいけません。たとえ頭や胸がなくなっていても反射的に毒針で刺すことがあるためです。

万が一ハチに刺されてしまった場合はすぐにその場から離れ、毒を絞り出しながら水で洗うなどの処置を施してください。口で吸い出してしまうと誤って飲み込んでしまったり、口内の傷口や歯茎から毒がまわってしまうため必ず指を使って絞り出すようにしましょう。

尿をかけると良いという話もあるようですが、それは迷信です。逆に、傷口に雑菌が入り悪化してしまう恐れがあるため止めておきましょう。その後は痛みとハレの症状がありますが、殆どの場合は数日で治ります。

ですが、全身の蕁麻疹や吐き気など刺された箇所以外に症状があった場合や、以前ハチに刺されたことがあったりアレルギーなどでアナフィラキシーショックを起こしたことがある方は念のためなるべく早く病院に行き、医師に処置してもらってください。

特に刺されてから15分~30分以内に症状があった場合はとても危険です。命に係わるため救急車を呼ぶなど、なるべく早く病院へ向かってください。移動中に症状が悪化したり意識を失う危険性もあるため、ご自身で車を運転することは避けてください。

ハチを興奮させてしまうNG行動

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