蜂よけ・蜂予防に効果的な蜂が嫌い・苦手なもの|蜂のコラム

ハチが嫌がる物 ハチが嫌がる物

寄せ付けないために、
ハチが嫌がる物とは?

ハチを寄せ付けない

ハチを寄せ付けない方法や回避方法はあれど、巣全体の駆除はプロの業者でもなければとても危険な行為です。では、そもそもハチの巣事態を作らせないというのはどうでしょうか。

スズメバチやアシナガバチの巣は必ず1匹の女王蜂が作り始めます。つまり、まだ女王蜂1匹の時期に蜂駆除を行うことで、巣を作られてしまう可能性を抑えることができるのです。

今回は、ご家庭にある材料で簡単にできるペットボトルトラップという罠について、ハチの特性と共にご紹介していきます。

蜂よけ対策 その1:燻煙剤

トラップの設置

燻煙剤は加熱によって有効成分を煙として発散させ、殺虫・殺菌などを行う薬剤のことで、身近なものでは、蚊取り線香がこれにあたります。
ハチは火や煙が苦手で本能的に避けようとしたり、煙を吸い込むと神経に影響を及ぼし気絶することがあるため、一時的に退避させるにはこの燻煙剤が効果的です。
しかし、気絶したハチは数分で意識を取り戻してしまううえに、興奮状態で目覚めることが多いため、攻撃を受ける前にすぐに遠くに逃がすようにしてください。
蚊取り線香にも効果はありますが煙が細いため範囲が限られ、威力もあまり期待できません。より効果を求めるならバルサンが効果的ですが、こちらは閉鎖空間での使用にしか対応していないので、家の中に巣があったり大量発生している場合のみ活用をおすすめしています。

ただ、バルサンの煙に含まれる毒素は強力なため、取り扱いには十分な注意が必要です。特に乳幼児やペットにとっては生命に関わるので、必ずご近所の許可を得て、注意事項などをご確認の上ご使用ください。

また、人通りのいい通路側は避け、こどもの手に届かないよう地上から2メートルほどの高さに設置するようにしてください。念のため注意書きなどがあると安心です。6月以降は働き蜂をおびき寄せてしまい大変危険ですので設置はやめておきましょう。

蜂よけ対策 その2:木酢液

トラップの設置

炭を作る過程で出来る木酢液は強烈な煙の匂いを持っているため、火や煙を苦手とするハチを遠ざけるには非常に高い効果があります。
液体状のため、ハチの巣が作られそうな軒下や屋根裏、ベランダなどハチがよく寄り付いている場所に塗り込んだり、スプレーボトルに入れ替えて網戸に吹きかけるなど様々な方法での使用が可能です。
ただ、匂いが強く匂い移りがしやすいため洗濯物の近くは避けるなど、塗る場所には注意が必要です。

アトピーや乾燥肌、ニキビなどの肌トラブルにも効果があり、薄めて患部に塗ったり入浴剤としても使用できるため、匂いに抵抗がなければハチ対策後も有効にご活用いただけます。

蜂よけ対策 その3:ハッカ油

トラップの仕組みとハチの習性

ハッカ油とは、ハッカソウの精油で、これに含まれるメントールという成分をハチは苦手としており、ハチ予防に有効です。使用の際はそのまま撒くよりも、精製水などと混ぜてスプレーにして使うか、市販のハッカスプレーを購入するのがよいでしょう。
木酢液に比べると威力は劣りますが、匂いがキツくない点でとても使いやすくなっており消毒・殺菌効果もあるため、お出かけの際は服に吹きかけて使用できるなど、非常に使い勝手が良いです。
ただ、持続性はあまりなく匂いが薄くなると効果も落ちてしまうので、こまめに噴き直す必要があります。

また、アロマオイルとしても使用できるため、アロマディフューザーをお持ちの方は香りを永続的に部屋中に行きわたらせることができ、本来の効果に加えてハチ対策としても効果があります。

その他にも、匂いやミントの爽快感を生かして咳止めや夏の入浴に使用したり、お掃除やヘアケアなど何かと混ぜたり薄めたりすることで様々な使用方法があり無駄になりません。天然成分なので人体にも安心してご使用いただけますが、猫や小動物にとっては毒になるため、ペットを飼っている場合などはご注意ください。

ハッカスプレーの作り方

■ 材料(100ml)

ハッカ油 1ml(約30~40滴)エタノール 10ml精製水 90mlスプレーの容器※ポリスチレン(PS) 製は容器が溶けるおそれがあるため、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ガラス製などをご使用ください。

■ 作り方

●まず、用意した容器にエタノール10ml を入れ ●ハッカ油30 滴~ 40 滴を混ぜ溶かします。
●精製水90ml を加えて蓋をし、●よく振り混ぜたら完成です。

通常、ハッカ油は20 滴程度で作りますが、今回はハチ対策ということで多めに配合しています。通常の配合量であっても、直接肌につけると肌荒れなどのトラブルを起こすことがあるほど強力なため、今後も別の用途での使用を考えている場合は、その用途に合った濃度で作り直して使用するようにしてください。

また、手作りしたスプレーは日が経つと効果が薄くなってしまうため、1週間から2 週間程度を目安に使用するようにしてください。無水エタノールに関しては、なくても作ることができますが、防腐効果や油分との分離を防ぐ効果があるため、なるべく使用することをおすすめしています。
なお、無水エタノールには引火性があるので、火のそばでは扱わないよう注意してください。

蜂よけ対策 その4:殺虫剤

蜂はどこから入ってきたの?

蜂は薬剤が効きやすい昆虫であるため、ゴキブリなどに使う市販の殺虫剤での駆除が可能です。しかし、効果が出るまでに時間がかかったり的が外れたりなどで仕留め損ねてしまうと、興奮したハチに反撃を受けてしまい大変危険です。

また、皮膚の厚いスズメバチには効き目が薄い場合があるので、確実に駆除をするにはハチ専用の殺虫剤の使用をおすすめしています。ある程度近づかなければならない点も危険であると言えますが、噴射距離の長いスプレー式のものなら離れた場所からでも吹きかけることができるため、比較的安全に作業ができます。

ただ、殺虫剤は内容量があまり無く、1 分間ほど放出するとなくなってしまいますので、巣などハチが一匹ではない場合の使用はしないようにしてください。殺虫剤には吹き付けた場所にしばらく有効成分が残るものもあるため、物によっては「蜂が巣を作りやすい場所」や「蜂に巣を作られたくない場所」にスプレーを吹きかけることで、予防効果を得ることも可能です。

スズメバチ用殺虫剤を選ぶときは、「即効性、射程距離、残留性」があるものを選ぶのがおすすめです。1 匹程度のハチの駆除には、殺虫剤は非常に有効な手段といえます。しかし、仕留め損ねて反撃にあってしまう危険と隣り合わせの行為ですし、いざハチと向き合うのは恐ろしいものです。

また、動きの速いスズメバチを一発で仕留められるかどうかは技術次第となってしまいますので、初めての方にはあまりおすすめできません。「ハチ駆除猿太郎」はお見積り無料、一匹からのご依頼でもすぐさま駆け付けます。

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